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曇り。曇りです。
午後になるにつれ…どんどんと雲が増えます。

今回は映画ネタで。
ネタばれするかもしれないので、気にする方は以下はお控えください。
↓↓↓↓↓

ちょっと前に、『ブラック・ダリア』を観ました。
段々と観たい映画が増えそうな昨今…その先駆け(?)として。

1947年のロサンゼルス。女性の惨殺死体が発見される。
L.A.市警の名物刑事コンビが捜査に乗り出すが…
実際に起きた事件を題材にしたクライム・サスペンス。
原作者のジェイムズ・エルロイはあの「L.A.コンフィデンシャル」を書いた人
でもあるらしいということで、かなり期待。

まず最初に言わなくちゃいけないのは…
今回、俺はこの映画の観方を誤まりました。
観終わった後…というか観ている途中からの最初の印象がコレ。
というのは…

今回はなるべく事前の情報…ストーリーだとか、題材にされた事件だとか、
そういったこの映画にまつわる諸々の情報を、なるべく見ない・聞かない、
という姿勢で臨んだ(そんな大袈裟なモンじゃない)んです。
ただそれでも、例えばTVCMだとか、前に観た映画の予告編でやってたりとか、
まぁそれなりに情報は入ってくるし、その段階での印象も持ちます。

で、何を間違ったかというと、
情報仕入れないようにしてたクセに、
ほんの少しCMやら予告編やら見ただけで、
勝手にこの映画のイメージ…というかもう、
「この映画はサイコスリラーだ」って、
決め付けました。決め付けて観始めました。
違いました。
スリラーじゃなくて、サスペンスですね。
例えばここに「サイコ」と付けるかどうかでかなり印象変わってくるんじゃないか?
で、俺は「サイコ」だと思ったんですよ。
まぁ「サイコ」な部分は無いわけじゃなくて、題材になっている殺人事件の
真相の部分には実は「サイコ」な経緯があるわけなんですが、
大事なのは、この映画がその「サイコ」な部分を映画の核に持ってきた
「サイコ・サスペンス」ではナイということ。

この映画は、事件の真相を追う一人の刑事(コンビで登場するが一人と言うべき)が、
仕事(=捜査)・プライベートにわたって彼を取り巻く人間関係に惑乱・翻弄される、
その姿を追ったヒューマンドラマ、なんだと思う
映画のテイストとして、サスペンスを装ってはいるが。
…ここまでで「サイコ」だとか「サスペンス」だとかやたら使ってますが、
書いてる人間は厳密な定義無しにノリで書いちゃってます。あしからずm(_ _)m

それを観る前から勝手に…R-15だという事実も手伝って、
「きっと見るに耐えない殺人シーンがある」とか、
「辛抱たまらんエロい場面が出てくる」とか、
決め付けて見始めちゃって…違うじゃん!結構上品な造りになってんじゃん!
見た後でパンフ読んで知ったことなんですが…
上で散々サスペンスだヒューマンだ言った後でナンなんですけど、
この映画は「フィルム・ノワール」(のテイスト)だということ、らしい。
「フィルム・ノワール」が何であるかは俺も知らないので省略するけど、
「ノワール」はフランス語の「黒」、らしい。
「フィルム・ノワール」というジャンルが40~50年代の仏・米映画で栄えたらしい。
詳しくはウィキペディアででも。すげぇ分かりやすく載ってます。

で。
俺は今回このブログで、負け惜しみを言いたいんです。
そりゃね、余計な先入観作っちゃった俺が悪いと思います。
そういうの無く見れたら、もちょっと楽しめたと思うし。
でもね。
日本でのこの『ブラック・ダリア』の売り方…先述のCMや予告編が主なソレですが、
サイコ・スリラーだよ!って売り方、してなかった?してたんじゃん?
映画見ながらちょっと思ってたのが…俺ならこの映画を紹介する時に
あんな予告編・CMは作らないなってこと。
いかにも、謎!猟奇!怖い~!…って売り方、してなかったっけ!?
違うもん、コレ。そういうのが全然ないわけじゃないけど、
そこメインにして売りたい映画じゃないもん。

たまに、ごくたま~~に思うんですよ。
日本の配給会社が、どれだけ良心的に映画を売ってんのかな?って。
とりあえず煽って、映画館まで足を運ばせる…
もちろん売らなきゃいけない立場だからソレはアリなんだけど、
そういう売り方をされて「よし買った!」っつって映画見に行った人が、
ちゃんと見たい映画見れるようにって…そこまで考えてくれてんのかな?って。
「この映画は感動のヒューマンドラマですよ~」って売り方をして、
見てみたら実はただのコメディドラマだったりとか…イヤでしょ?
見たいものを見た上で、つまんなかったとしてもそれは別にいいのよ。
見たくないもの見ちゃったら、面白い・つまんない以前の問題だもの。

んーだから、『ブラック・ダリア』はいずれもう一回見たいです。
フィルム・ノワール見たいな~って気分の時に。いずれきっと。

ここまで書いちゃったらもう蛇足なのかもしれないけど…
それなりに楽しみはしたんですよ?ストーリーは。
ジョシュ・ハートネット出てる映画、実は初めて見たんですが、
なかなか好感持てましたよ?うん、イイと思った。
ヒラリー・スワンクは『ミリオンダラー~』以来。
良かったですね~。ムカつく女っぷりを怪演。
役者は、どの人も良かった。キャスティング成功だと思う。
ただひとつどうしても気になったのは…
劇中、ポルノ映画に出演する2人の女性、というのがいるんですが。
その片方(=殺人事件の被害者)が、マデリン(ヒラリー)に似てる、
っていう設定なんですが…
…どう見ても「被害にあってないもう一人のポルノ女優」の方が、
ヒラリー・スワンクに激似なんですよ!!(笑)
だから途中ストーリーちょっとややこしくなったところがあって(笑)
ここだけはどう考えても配役ミスったんじゃないかな~。逆でしょ。


…だらだらといい加減に書いてしまいました…読みづらいだろうな。
読んでくれた方、いたらありがとうございます。
映画ネタは今後もうちょっと丁寧に…内容に触れて(笑)書きます。

ライブまで3日。いよいよ、だな。

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無題
…うーん。
商業的に成功するためには「売れそう」な予告編を作るのも必要なのかなぁ…とは思うけども、観ている方としては、ちょっとどうかなぁ…って思う時もありますよね。
「タイタニック」なんかもラブストーリとして売ったからあれだけヒットしたって事実もあるわけだし…オレは単なるパニックムービーだと思いましたが。

事件を追う刑事を描いたヒューマンドラマ…といえば韓国映画の「殺人の追憶」という秀作もあります。
未見だったら、オススメです!
とおる 2006/11/03(Fri)01:41:53 編集
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